ドレスシルエットとデザインの知識を確認しましょう

様々なデザインのあるウェディングドレスですが、いくつかに分類することができます。ご自分の似合うタイプはどれか、積極的に試着をして確かめておきましょう。

スカート

ドレスのイメージを決める一番大きいポイントはスカートです。基本的に以下のスカートラインがあります。

Aライン

ウエストまわりはすっきりとボディにフィットさせ、すそは広がっている「A」の形のようなシルエットなので、Aラインと呼ばれています。装飾によって、イメージが変わりますし、身長や体型を選ばず、スタイル良く見せてくれるデザインですので、多くの方に人気です。

スカートにギャザーは入れませんので、スカートと身頃の切り替えを自由にできます。オーガンジーやレースのスカートを重ねるアレンジも素敵ですし、逆に、切り替え無しもOKです。サテンでシンプルに気高いイメージにしたい方に。

Aラインは、手作りする場合、比較的難しい部分も少なく、初心者の方にもお勧めのデザインとなります。

プリンセスライン

ウエスト(通常はローウエスト)で身頃とスカートを切り替え、スカート部分にギャザーを入れてふわっと広がったシルエット。お姫様ドレスの代表的なデザインです。スカートのボリュームが出るので、比較的広い会場のほうがおすすめです。

プリンセスラインもいろいろアレンジができます。スカートのギャザーを寄せるのに、初心者の方は手間取るかもしれませんが、時間をかけて丁寧に作業をすれば大丈夫!イメージに近くお作りいただけると思います。

マーメイド

膝辺りまでをボディにフィットさせて、女性らしいラインを強調するシルエットです。裾のフレアーやトレーンで、華やかさも出せます。スタイル抜群でないと着こなせない、と、敬遠してしまう方も多いようですが、意外と、どなたにも合い、スタイルよく見せてくれるデザインです。

お客様の中にも、着てみたらスッキリしてとても似合った、という方も多いので、ぜひ、一度試着してみることをお勧めします。

他のデザインより体にフィットしている分、仮縫いと補正をしっかりする必要があります。初心者の方は、補正はどなたかお手伝いをしてもらいましょう。スポット講習会をぜひご活用ください。

エンパイアライン

胸の下で切り替えて、スカートはギャザーを入れますが、パニエは履かず、切り替えから裾にかけてはストンとしたラインのドレスです。

ウエストはフリーなので、マタニティにオススメのデザインです。

生地のドレープが大事なデザインですので、シフォンやジョーゼットといったとても柔らかい生地がいいのですが、扱いがとても難しいため、手作りドレスでは扱っていないです。洋裁上手なお母様に縫っていただくのはいかがでしょうか。

スカートの長さについて

スカートの長さについては、あまり普通では聞かない用語を使っています。ご説明の際に使ったりしますので、一度目を通していただけると助かります。

フルレングス

スカートの裾が、前も後も同じ長さで床ぎりぎりのデザイン。動きやすい利点がありますので、レストランウェディングや二次会など、動き回ってゲストの皆さんと触れ合うシーンにお勧めです。

トレーン

スカートの後ろ側が長く引くようになっているデザイン。

基本は、前スカートの長さ+50cmで、動きやすく、後裾を引いているな、とはっきり印象に残る長さになると思います。

ヴァージンロードが長い教会での挙式や、階段の素敵な会場でトレーンを引く後姿を写真に残したい方にはもっと長く出来ますし、逆に短くもできます。

長くしたい場合、生地の追加料金がかかる場合があります。

デコルテ

デコルテは、胸元から首にかけての部分を指し、披露宴などで高砂に座っている際、皆さんから一番花嫁が見られる部分ですね。ネックレスなどのアクセサリーと、ドレスの衿ぐり、そして花嫁様のお顔の形のバランスがとても大事です。

オフショルダー

肩先を出して、腕を覆うようなデザインで、鎖骨・首筋が華奢に見えると人気のシルエットです。お姫様のような豪華なネックレスも映えます。また、ビスチェよりも肌の露出が少ないので、カトリック系のお式にもオススメです。

袖は腕にフィットさせたり、ふわっと膨らんだパフスリーブなどにも対応可能です。生地をレースに変えて胸元から袖にかけて透け感を出すのもおすすめです。

ラウンドネック

衿なしの、首に沿って丸く開いた衿ぐりの事です。比較的、大きく開けて、ネックレスなどが映えるようにする事が多いです。袖あり・袖なしなどに対応可能です。この場合、背中中心のファスナー開きになります。

サテンはビスチェのように胸元まで、重ねたレースを首周りから肩にかけて透けるようにするのも人気です。手間はかかりますが、その分、豪華さがアップ!レースにビーズ刺繍をプラスするのもおすすめです。

ハートネック

五角形に近い衿ぐりのラインで、ハートのように丸みを帯びている形です。鎖骨が見えて華奢に見えるネックラインです。

ハートネックは、衿ぐりのカーブが重要です。木綿生地で仮縫いをして、どこまで開けるとバランスがいいか、直接描き入れてください。この時、必ずネックレスを着用しましょう。ネックレスのボリューム感と、肌の部分とを確認するとベストなラインが見えてきます。

ビスチェ・ベアトップ

肩をすべて出したデザインで、すっきりと見えると人気のデザインです。アレンジも多彩ですので、イメージチェンジをして長く着たいという方にオススメです。

特に、腕に自信のない方でも、思い切って出してしまった方が、ネックレスなどに視線が行き、すっきり見えて良かった、というお話をよく伺います。ぜひ試着してどちらがいいか確かめましょう。

ただし、肩ひもがないので、お式直前にシビアな補整が必要になります。大幅ダイエットを予定なさっている方は、背中に編み上げをつけて、ひもで引き締められるようにすることをお勧めします。

キャミソール

ビスチェに肩ひものついたタイプ。肩ひもは取り外し可能にしておくのがおすすめです。

肩ひもを、細く、太く、フリルを付けたりお花を付けたりなどすると、かなり雰囲気が変わります。しかも、肩だけならチェンジも簡単!お色直しで中座する時間が短縮できます。

また、ドレスの衿ぐりをスクエアネックにして、キャミソール風になさる方もいらっしゃいます。お似合いになるデコルテラインに合わせて製図ができます。

ワンショルダー

片側だけ肩のあるアシンメトリーなデザイン。肩から流れるようなビーズ刺繍をしたり、コサージュをあしらって斜めのラインを強調するのがおすすめです。

ビスチェに、片側だけ肩ひもをつける場合や、ラウンドネックで片方だけ肩が無い場合(製図追加有り)など、様々な作り方ができます。動きのある個性的なデザインがお好きな方に。

ハイネック

首に沿って立ち衿が付いているデザイン(衿の製図追加有り)。ハイネックで袖ありのデザインは、カトリック教会での挙式にも対応できますし、肌を見せたくない方に人気です。

鎖骨部分から袖にかけては、レースなどで透けるようにしてもステキです。

ハイネックで袖なしも可能です。お洒落なアメリカンスリーブ風になります。

また、ドレスの上から羽織るボレロにもおすすめなデザインです。