- 手作りをしようと思ったきっかけは何でしたか。
- 「手作りのウェディングドレス」とネット検索した際、一番上に表示されていた上、掲載内容も具体的だし、問い合わせや依頼に対するレスポンスも迅速で的確で細やかだったから。
- 自分サイズに型紙を引いていただける、ということと、糸やボタンに至るまでサテン地のドレスに必要な材料を揃えていただけるということ。
- DVDやテキストもあるので、安心できた。”お客様の声”も大きな決め手に。
- 完成まで
- 白のドレス+カラーのオーバードレスの2着で、実働1ヶ月くらい(途中、退職(引継業務)や引越しで多忙で、全然ドレスに触れない時期もあったため、所用2ヶ月くらい。
- 集中して10日x2回+できるときにちょこちょこ…という感じで)。
- 難しかったこと・簡単にできたことはなんでしょう。
- 難しかったのは、いろいろたくさん…
- 身頃とスカート部分を一つにするとき、布の厚みが増して、ミシンが動かなくなったり(手回しで縫った)ビスチェのV字切替やファスナー付けなど、うまくいかなくて何度もやり直しているうちに布端がほつれて、それ以上触るのが怖くなったり、コンシールファスナーの扱いがテキストを見てもよく分からなかったり、裾をまつる際、繊維1本すくう…という感じでやっているつもりだけど、どうしても表にプツプツ目が出たり…
- 簡単だったのは、ヴェール、手袋、リングピロー、バックリボンなど、小物作り。ドレスの後だったので、布を扱うのも縫うのも簡単でした。
- 一番楽しかったことを教えて下さい。
- 楽しかったことも、いろいろたくさん… 何パーツもあったものがだんだん一つに集まってドレスらしくなっていく過程。
- ミシンでも手縫いでも、ひと針ごとにドレスを作っている、という実感(1本の線でも、型紙をとめ、裁断、切りじつけ、縫って、アイロン…と最低7回は行ったり来たりをし、私の場合は縫って解いて縫って解いて…を繰り返したので、もっと…)。
- 母と一緒に、カラードレスの材料を探しに行ったり、母や姉とおしゃべりや喧嘩をしながら横並びで作業したりした時間。
- ミシンの扱い(針の交換とか、糸のかけ方とか)もいろいろ思い出して、一人でできるようになったこと、などなど。
- 完成した時の気持ちはいかがでしたか。
- できたー、アイボリーのサテンだけだけど充分きれい…(かなり充実感あり、満足していました)。
- カラードレスは、最初はオーバースカートだけを作るつもりで、サテンのドレスのスカート部の型紙をもとに、なんとなーく裁断したのだけど、ベルト部分にするつもりで長めに取った布が、身頃にできるくらい余っていたので、急遽オーバーワンピースのようなドレスに変更するという行き当たりばったりでした。
- それだけに、行き詰ることが多かったけど、引き返さず、してしまったことを生かすように生かすように進めることで調整し、できあがった時は、苦労を忘れるほどでした。
- できの悪い子ほどかわいい、みたいなことを言いますが、自分のドレスも、まさにそんな感じで、上手下手より、とにかくいとしくって。もう1着作ったら、もっとうまくできるだろうなー、なんて思いました。
- お式当日を教えて下さい。
- 司会の方が「手作り」と紹介したとたん、「わーっ」「えーっ?!」という声があがり、会場中がどーっとどよめきました(私は会場外でそれを聞いてびっくりしました)。
- じろじろ見る人などはなく、にこにこしているか、2着作ったことに呆気にとられているか… でも、あたたかい雰囲気(好意的)を感じました。
- 市販のドレスを見慣れている方から「見劣りする」と言われるかも?と心配しましたが、出来上がりを心配していた彼が「きれい。びっくりした」と言ってくれたのが一番嬉しかったです。
- 手作り先輩からアドバイスをいただけますか。
- 家庭科の授業で、エプロン・スモック・パジャマ・スカートを習っただけで、以来ミシンに触れたこともなかった私ですが、まち子さんや母や姉の強力なサポートも受け、無事作り上げました。
- 裁縫が特別得意だったわけではないけど、今なら分かる、今ならできる、ということもあったし、やっているうちに結構スキルアップできるものです。
- 私は、彼が「できなかったらできなかったでいいから」と応援してくれたこと、知り合いにレンタルショップの人がいたこともあり、作れなかったら借りちゃおう、と思って、気楽に始めました。一生細部まで覚えていられそうです。
- お金をかければ、買ったり借りたりできますが、時間と手間をかけて手作りする贅沢や幸せも良いものです。
- 無理かも?と心配せず、作るぞ、できるぞ、と思ってトライしてみることをおすすめします。
手作りウェディングドレス:責任者 まち子より

私の方でご用意したのは、シンプルなサテンのビスチェAラインでしたので、お写真をいただいてびっくりしました!オーガンジーのオーバードレスのアイディアは素晴らしいです。透ける生地をうまく利用していらっしゃいますね。
家庭科以来、洋裁はやっていないと伺っていましたが、完成度の高さにうっとりしてしまいました!時間と手間をかけて手作りする贅沢や幸せ、とおっしゃっていますが、本当にその通りだと思います。
新郎様やご家族のご協力も素晴らしいですね。いつまでも、お幸せに!